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なぜ多くの日本人は英語を話しにくいと感じるのか? ~発声・呼吸・雑談文化から考える英会話の壁~

1500文字前後の記事です。大体5分程度で読めると思います。

「学校で何年も英語を勉強したのに話せない。」

これは多くの日本人が抱える悩みです。

単語も覚えた。

文法も勉強した。

テストでは高得点を取れた。

それなのに外国人を前にすると言葉が出てこない。

英語が話せない理由は、単語や文法の知識不足だけではないのかもしれません。

もちろん理由の一つは練習不足です。しかし私はそれだけではないと思っています。

実は英語と日本語では、言葉を発するための身体の使い方そのものが異なります。

さらに、会話に対する文化的な考え方も大きく違います。

英語を話すことは、単なる知識ではありません。

スポーツや楽器の演奏と同じように、身体を使う技術でもあるのです。

目次

日本語と英語は「音の作り方」が違う

日本語は比較的少ない音で構成されています。

「あ・い・う・え・お」を中心に、子音と母音を組み合わせて発音します。

一方で英語には、

  • LとR
  • VとB
  • F
  • TH

など、日本語には存在しない音が数多くあります。

これらの音を出すためには、

を日本語とは違う方法で動かさなければなりません。

英語学習を始めたばかりの人が、

「舌が疲れる」

「口が疲れる」

と感じることがあるのはそのためです。

それは普段使わない筋肉を動かしている証拠でもあります。

英語は息の力を使う言語

英語と日本語の大きな違いは「息の量」です。

例えば、

Paper

という単語。

日本人は「ペーパー」と発音しがちですが、ネイティブスピーカーは最初のPでしっかりと息を前に送り出しています。

同様に、

  • P
  • T
  • K
  • H
  • F
  • TH

などの音は、息の流れが重要です。

日本語は比較的少ない呼気でも成立する言語ですが、英語は息を使って音を作る言語です。

そのため英語では発音だけでなく呼吸も重要になります。

横隔膜とは何か?

英語の発声を考える上で欠かせないのが横隔膜です。

横隔膜は肺のすぐ下にあるドーム状の筋肉です。

ちょうど胸とお腹の境目あたりに位置しています。

息を吸うと横隔膜が下がり、肺が大きく膨らみます。

息を吐くと横隔膜が元の位置へ戻ります。

いわゆる腹式呼吸とは、この横隔膜を大きく使った呼吸法です。

お腹が膨らむのは、横隔膜が下がって内臓を押し下げるためです。

実際にはお腹で呼吸しているわけではありません。

肺そのものは筋肉ではないため、横隔膜が動くことで肺が膨らんだり縮んだりしているのです。

英語と呼吸の関係

英語は強勢言語です。

重要な部分を強く発音し、それ以外を弱く発音します。

例えば、

I WANT to GO.

では、強調部分にエネルギーを集中させます。

このリズムを作るためには、安定した息の流れが必要です。

そのため、

  • 横隔膜
  • 肋間筋
  • 体幹周辺の筋肉

が発声を支えています。

もちろん英語話者が特別な身体を持っているわけではありません。

しかし幼少期から英語を使うことで、これらを自然に活用する習慣が身についています。

英語圏では雑談の機会が多い

ここでさらに興味深い違いがあります。

それは雑談です。

日本では、

「用件を伝える」

ことが会話の中心になることが少なくありません。

しかし英語圏では、

  • 天気
  • 趣味
  • 休日
  • スポーツ
  • 家族

などについて雑談することが、一種のマナーとして機能しています。

スーパーのレジでも、

“How are you today?”

と聞かれることがあります。

もちろん本気で人生相談をしたいわけではありません。

「私はあなたと良好な関係を築きたいですよ」

というサインなのです。

会話量と発声習慣の関係

ここからは興味深い仮説です。

英語圏では雑談が重要視されます。

つまり日常生活の中で、日本人よりも長時間会話する機会が多い傾向があります。

すると当然、

  • 発声
  • 呼吸
  • 表情筋
  • 舌の動き

を使う時間も増えます。

スポーツ選手が競技に必要な動きを繰り返し練習するように、会話量が多い人は発声に関わる身体機能を自然と鍛えている可能性があります。

もちろん「英語話者だから筋肉が発達する」と証明されているわけではありません。

しかし、

「繰り返し使う機能ほど効率的に働くようになる」

というのは、人間の身体に広く見られる特徴です。

英語圏の人々が会話を重視する文化を持っていることは、結果として発声能力や呼吸コントロールの向上につながっているのかもしれません。

日本人が英語を話せないのは才能の問題ではない

ここまで読んでいただくと分かるように、英語が話せない理由は

  • 頭が悪いから
  • 語学の才能がないから

ではありません。

むしろ、

  • 発声方法が違う
  • 呼吸方法が違う
  • 雑談文化が違う
  • 練習量が足りない

という要素の方が大きいのです。

つまり英会話は知識だけでは身につきません。

実際に声を出し、人と会話し、失敗しながら慣れていくことで少しずつ上達していくのです。

サニーサイド英会話で大切にしていること

サニーサイド英会話では、英語を「勉強」するだけではなく、「使う」ことを大切にしています。

世界中で支持されている教材『Basic Grammar in Use』を活用しながら、日本人講師が初心者の疑問を丁寧にサポートします。

さらに各レッスンはネイティブスピーカーが監修しているため、自然な英語表現も学ぶことができます。

東京都内および近郊のカフェで開催しているため、堅苦しい教室ではなく、リラックスした雰囲気の中で英語を話す練習ができます。

英語は知識だけではなく、身体の技術でもあります。

だからこそ、実際に話す場所が必要です。

サニーサイド英会話は、英語を学ぶ場所であると同時に、英語で人とつながる練習をする場所でもあります。

英語が苦手でも大丈夫です。

まずは一言から、一緒に始めてみませんか?

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